アルガンオイル比較【モロッカンオイル&オリオセタ】髪質別おすすめ解説

アルガンオイル比較【モロッカンオイル&オリオセタ】髪質別おすすめ解説

ヘアオイルの定番として多くの人に選ばれている「アルガンオイル」。そのなかでも特に人気を集めているのが、甘く濃厚な香りとまとまりの良さが魅力のモロッカンオイル、そして軽い仕上がりと香りの上品さで評価の高いオリオセタです。

そこで今回は、モロッカンオイルとオリオセタを仕上がりや香り、使用感などの幅広い観点から徹底比較。
さらに、髪質別のおすすめや「この仕上がりが好きならこれ!」という選び方のポイントもわかりやすくまとめました。

そもそも「アルガンオイル」とは?

アルガンオイルは、モロッコ南西部に自生する「アルガンツリー」の種子から抽出される、非常に希少な植物オイルです。1Lのオイルを作るために約30kg以上の実が必要とされ、採油工程にも手間がかかることから“モロッコの黄金”とも呼ばれています。

ヘアケアにアルガンオイルが注目される理由は、なんといってもその美容成分の豊富さ。特に、ビタミンE(トコフェロール)の含有量が高く、乾燥や熱ダメージ、紫外線などによる酸化ストレスから髪を守り、艶やかな状態に整えてくれます。

また、オレイン酸・リノール酸といった必須脂肪酸が髪に柔らかさとしなやかさを与え、まとまりにくい髪や広がりが気になる人にも効果的です。

モロッカンオイルって?

〜アルガンオイルを代表する世界的ブランド〜

モロッカンオイルは、2007年にアメリカで誕生したヘアケアブランドです。世界中の美容師やセレブリティの間で話題になったことで一気に知名度が広がりました。

ブランドの象徴となっているのが、「モロッカンオイル トリートメント」。発売当初から“とろみのある濃厚な質感”と“まとまりとツヤを同時に叶える使用感”が支持され、現在でもロングセラーとして愛用者が多いアイテムです。

そしてブランドの核となっているのは、モロッコ原産の高品質アルガンオイル。髪に潤いと柔らかさを与えながら、乾燥や紫外線など外的ダメージからヘアを守る働きを持っています。

仕上がりはしっとりまとまりやすく、艶感と存在感のあるスタイリングがしやすい設計。そのため、広がりやすい髪・パサつきやすい髪・太めの毛質、またブリーチやカラーで乾燥しやすい髪との相性が良く、補修しながら仕上がりをコントロールできるオイルとして、美容師からも高い支持を受けています。

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質感

その名の通りアルガンオイルを主成分としたオイルトリートメントで、髪へのなじみがよく、しっとりと重みのある質感が特徴です。

乾燥やダメージでパサつきがちな髪に対して、オイル成分が内側から補強し、水分と油分のバランスを整えながら、艶とまとまりのある髪へ導きます。
特にブローやアイロン前後のアウトバストリートメントとして使うことで、しっかりとしたコーティング感と保湿感を得やすくおすすめです。

香り

モロッカンオイルの香りは、スパイシー × フローラル × アンバーを基調とした “異国感溢れるサロンらしい” 甘く深みある香りが特徴。多くの使用者から「髪全体から香る」「洗ってから時間が経っても残る良い香り」と評価されており、ヘアオイルの大きな魅力のひとつです。

甘めでリッチな香りは、特に「ヘアケアにラグジュアリー感を求める人」や「香水のような香りの持続を好む人」にGOOD!

成分

主成分はシクロメチコン・ジメチコンなどのシリコーンと、アルガニアスピノサ核油(アルガンオイル)、アマ種子エキス。アルガンオイルは必須脂肪酸やビタミンEを豊富に含み、髪にうるおいと柔らかさ、ツヤを与えます。
また、シリコーンが表面をなめらかにコートし、まとまりやすい質感に整える処方です。

おすすめの髪質・悩み

  • 乾燥・パサつきがひどい髪
    水分と油分をしっかり補い、「しっとり・まとまり髪」に導く
  • ダメージ毛(カラー・パーマなど)
    アルガンオイルの脂肪酸やビタミンEが補修を助け、指通りや髪の強さをサポート
  • 広がりやうねり・湿気による広がりが気になる髪
    コーティング力・まとまり力で外的ストレスから守りやすい
  • 太毛・剛毛、多毛などしっかりした髪質
    オイルの重みが髪の重さを活かしてまとまりやすくなる
  • まとまり重視・しっとり重めの質感を好む人
    軽さより“重さ・艶・質感の安定”を求めたい場合に向いている

オリオセタって?

〜イタリア発のオーガニックアルガンオイルブランド〜

オリオセタ(OLIOSETA)は、イタリア発のヘアケアブランドで、植物由来成分や精油の香りを活かした“ナチュラル処方 × サロン仕上げの質感”が特徴です。

ブランドを象徴するアイテムが、オーガニック認証アルガンオイルとシルクプロテインを組み合わせたオイルトリートメントシリーズ。髪に必要な油分を補いながら、表面をなめらかにコーティングし、サラサラと指通りの良い質感に導く設計が支持されています。

また、オリオセタの人気を支えている要素のひとつが香りの良さ。フローラルやシトラス、ハーブをブレンドした香水のような香調で、「使うたびに気分が上がる」「香りで選んだ」という口コミも多く見られます。

モロッカンオイルが比較的重ためで存在感のある仕上がりに対し、オリオセタは軽やかで柔らかさのある質感が特徴
特に細毛・軟毛・ペタつきやすい髪質でも使いやすく、アウトバストリートメントとしてだけでなく、軽いスタイリングオイルとして使う人も多いアイテムです。

オリオセタの人気No.1!「エヌリーク オイルトリートメント」



質感

オイルトリートメントは、軽く、しなやかさと柔らかさを感じられる“シルクのような”質感が特徴です。オーガニック認証アルガンオイルと、ブランド独自のオイルコンプレックスを配合しており、髪になじみやすく、ベタつきや重さを抑えた仕上がりになるとされています。

仕上がりはサラサラで指通りが良く、まとまりすぎず“自然な軽さとツヤ”を出したいときに向いています。毎日のケアはもちろん、スタイリングにも活用しやすい万能さが嬉しい◎

香り

香りにも大きなこだわりがあり、トップノートはクリスプアップルやグレープフルーツ、ラベンダー、スペアミントなどの爽やかでフレッシュな香り。その後、ネロリ、クローブ、ゼラニウム、セージ、グリーンカルダモンによる華やかなブーケへ変化し、ラストにはベチバー、パチョリ、オークウッド、パインニードルといった深みのあるウッド系を含む複雑な香りの余韻が広がる設計です。

成分

オーガニック認証アルガンオイルに加え、ラディッシュ・マグノリア・ローズマリーの3種の天然オイルをブレンドした「オイルコンプレックス」を配合。高い保湿力と抗酸化力で、紫外線や熱ダメージから髪を守りながらツヤと滑らかさを与えます

さらにクレアチンを用いた「イージーボンドテクノロジー」で毛髪内部の結合に働きかけ、ダメージ補修も狙った処方です。

おすすめの髪質・悩み

  • 髪が細め/軟毛/ペタッとしやすい人
    軽めの使用感でべたつきを予防、ふわっとした質感をキープできる
  • 髪のまとまりは欲しいけど、重さ・ベタつきが苦手な人
    自然な束感でおしゃれでこなれた印象UP
  • 日常の乾燥やパサつきが気になる人
    アウトバスオイルとして使えば髪質キープ・向上に◎
  • 軽めの仕上がりで、普段使いやすいヘアオイルを探している人/スタイルの邪魔をしたくない人
    オーガニック処方で毎日の使用も安心

それぞれの特徴と魅力比較表


モロッカンオイル

オリオセタ

仕上がり・質感

しっとり・まとまり強め

軽やか・柔らか・サラサラ

補修力

◎(ダメージ毛・乾燥毛向け)

○(日常ダメージ~軽中ダメージ向け)

保湿感

強い・コーティング感あり

程よく潤って重さが出ない

香り

甘く濃厚なバニラムスク系

上品なシトラスハーブ

おすすめの髪

太毛・多毛・クセ毛・広がりやすい髪

細毛・軟毛・オイルでペタっとしやすい髪

どちらを選ぶべき?髪質・ライフスタイル別ガイド

多毛・広がり・くせ毛 → モロッカンオイル

「髪が広がる」「湿気でうねる」「乾燥するとまとまりにくい」などの悩みがある人には、モロッカンオイルがおすすめです。しっとり重ための質感と、補修しながらコーティングするような仕上がりが特徴で、髪のボリュームを抑えながらツヤとまとまりを長時間キープできます。

特に、多毛・太毛・クセ毛・ダメージ毛の人はオイルの重さと保湿力が噛み合いやすく、使うほど髪が扱いやすくなっていく傾向があります。湿気に影響されやすい人や、スタイリング剤として「ツヤ・濡れ感」を出したい人にも向いているアイテムです。

軟毛・細毛・自然なツヤ仕上げ → オリオセタ

「オイルをつけるとペタッとする」「ベタつきが気になる」「自然な動きや軽さがほしい」という人には、オリオセタがぴったり。軽く伸びの良いテクスチャーのため、髪の柔らかさや空気感を残しながら、サラッとまとまる仕上がりが続きます。

細毛・軟毛の人でも重くなりにくく、軽めの仕上げでツヤを出したい人や、自然体な質感を好む人におすすめ。また香りの変化を楽しめるため、「ヘアオイルを香水のように楽しみたい」というユーザーにも強く支持されています。

迷ったら髪質×香りで選ぶのが正解

どちらもアルガンオイルをベースとしたサロン品質のヘアオイルですが、仕上がりや香りの方向性が大きく異なります。

  • 仕上がりが重め・しっとり・まとまり重視なら → モロッカンオイル
  • 軽め・サラサラ・指どおり重視なら → オリオセタ

そして、両ブランドは香りの好みで評価が大きく変わる傾向があります。
ヘアオイルは顔の近くで使うアイテムだからこそ、使い続けたいと思える香りかどうかが満足度につながりますよ。

自分の髪が好きになる一本を選ぼう

ヘアオイルは、髪の仕上がりやスタイリングのしやすさだけでなく、毎日の気分や自信にも寄り添う存在です。同じ“アルガンオイルベース”でも、モロッカンオイルとオリオセタでは香り・質感・使い心地がまったく違うため、ぜひポイントを抑えて自分の髪質や目的に最適なアイテムを選んでくださいね。

髪質や求める仕上がり、そして“自分が心地よく過ごせる香り”で選べば、ヘアケアはもっと楽しくなりますよ。